イケアの日本進出成功の秘訣 > 買い物客の行動を知り尽くせ
あなたの企業では、顧客の行動を知り尽くすために、どれだけ徹底
的な分析を行なっているだろうか。「そこまでやるか」の取り組み
をして、はじめて「知り尽くす」の域に到達できる。まだまだ、や
れることがあるはずだ。
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■■ イケアの日本進出成功の秘訣
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先週は銀座コーチングスクールの事務局スタッフが夏休みをとって
いたので、受講申し込み等のメールへの対応を、私自身がやってみ
ました。
普段は事務局業務をほとんどスタッフに任せていますが、久しぶり
に自分でやってみると、いろいろと改善すべき点が見えてきます。
テンプレート化されている定型返信文は、もっとこうしたらよいの
ではとか、受講申込受付業務をもっと省力化するには、どのような
システムが必要かとか、アイデアがいろいろと浮かびます。
銀座コーチングスクールのクラスを、私自身が講師を務めることも
あります。その際も、カリキュラムやテキストの内容を改善するア
イデアが生まれます。
何しろ、まだまだ事業規模が小さいので、経営者であっても現場の
業務に首を突っ込む余地があるのだとも言えますが、たとえ規模が
大きくなっても、「現場感覚」を失いたくないと思います。
さらに言えば、「現場感覚」を失った時、経営者として事業の舵取
りができるかと言えば、とても自信がありません。
これは、コンサルティングをする際も同様で、クライアント企業の
現場に潜り込んで(?)、実際の業務を“体感”しないと、リアリ
ティのある提案もできにくいと感じます。
16日付けの日経MJ(流通新聞)に、「世界最大の家具小売りチェー
ン、イケアが千葉県船橋市に日本1号店を開業してから5年目を迎
える。店舗数は横浜市、大阪市など5店を数え、日本市場に足場を
築いたのは間違いない」という記事が掲載されています。
-日経MJ(流通新聞) 2010.08.16【3面】
イケア・ジャパンのラース・ペーテルソン社長によれば、「目先の
利益より『買い物客の行動を知り尽くせ』という創業者の精神は入
社時に『たたき込まれ、染みついている』」のだそうです。
顧客の行動やライフスタイルを徹底的に知ることも、「現場感覚」
を保つために大切なことだと言えるでしょう。
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■■ 買い物客の行動を知り尽くせ
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日本市場にイケアが進出するにあたって取り組んできた事柄が、記
事の中で紹介されています。
・(日本の)一般家庭に入り込み、年中行事のように生活ぶりを観察
・埼玉県八潮市の団地の一室を借りて日本の住居環境を分析
・スウェーデンにある創業の地に3LDKのモデルルームを建設
そこまでやっているのか、と驚かされます。
「こうした学習の連続で梁、押入れ、畳といった日本の建築物に特
有の構造、暮らし向きを把握しながら、ノウハウを蓄積した」との
ことです。
創業者のイングヴァル・カンプラード氏の口癖は「消費者の役に立
つことが最大の使命で、そのために人の望んでいるものを知らなく
てはならない」。来日した際は、夕食はどこへ行くかを尋ねられ、
「吉野家に行きたい」と即答したそうです。
その一方で、「全世界に低価格品を提供するとの経営理念」を崩さ
ないように、「布団やこたつが売れると分かっていても、置かない」
という姿勢は貫いています。
日々、日経記事でいろいろな企業の取り組みを目にしていますが、
今回は、「これはスゴい!」と唸らされた数少ない記事の一つだと
思います。(他にも驚かされた内容が記事に含まれていますが、全
文を紹介していないので、伝わりにくいとは思いますが)
「現場感覚」を大切にしていると、一応、自任している身ですが、
この記事から、まだまだ出来ることでやっていないことがある、と
思い知らされました。
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