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カカクコムの新しい掲示板サービス > 市場のことは市場に聞け

あなたの企業では、顧客の関心や思いを、どのような切り口でとら
えているだろうか。もしかしたら、あなたが全く想定していない切
り口があるのかも知れない。あれこれ考えるより、直接、顧客に尋
ねる機会を設けてみよう。

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■■   カカクコムの新しい掲示板サービス
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━━━━━━━━━ 情報源:日経産業新聞 2010.02.22【3面】━

◆顧客を対象としたアンケートをとろうと考えている。設問をどの
ように設定するかは、頭の悩ませどころだ。アンケートを行なう目
的に合わせて考える必要がある。

◆設問が決まったら、回答の選択肢をどのように設定するかについ
て、再び頭を悩ませることになる。すべて「自由回答」にするやり
方もあるが、それでは回答者が意識していない回答を引き出すこと
ができない。

◆回答の選択肢を設定する場合は、何らかの仮説を持っていること
が求められる。いろいろなケースを想定し、選択肢を考えてみる。
「モレなくダブりなく」になっているかどうか、他の人の意見も尋
ねてみる。

◆複数回答を可とするかどうかも、検討しなければならない。そし
て最後は「その他」の選択肢を設定し、自由記入欄を設ける。「そ
の他」の回答が多すぎると、アンケートの設計としては失敗だ。

◆このように、回答の“切り口”の設定にアンケートの妙味がある
わけだが、どのような切り口が適切かは、ズバリ、回答者に尋ねて
みるのがベストなのだろう。

◆22日付の日経産業新聞に、「カカクコムは22日、運営する価格比
較サイトに、利用者が自由にテーマを設定して掲示板を作成できる
機能を加える」という記事が掲載されている。

◆掲示板の「テーマ」をどのようにカテゴライズする(=切り口を
設定する)かも、アンケート設計と同様、悩ましい問題だ。それな
らいっそのこと、利用者に委ねてしまうということなのだろう。

※価格.comの新たな掲示板サービス「縁側」
   → http://engawa.kakaku.com/

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■■   市場のことは市場に聞け
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●自由なテーマで掲示板を作成できるようにする狙いは、「サイト
を活性化させ、閲覧数増を図る」ことだという。記事によれば、
「特定の製品の愛好家や、『天体観測が好きな人』のように共通の
趣味を持つ人がサイト上で意見をやりとりできるようにする」との
ことだ。

●従来の掲示板については、「製品に関する質問・回答に特化」す
るという。製品名を掲示板の切り口にするのは簡単だ。しかし、潜
在的需要を持つ人たちをあぶり出していくとなると、切り口をみつ
けるのに、どこから手をつけてよいか、なかなかわかりにくい。

●ならば、利用者が切り口(テーマ)を自由に設定させてしまえば
よい。実際にこの掲示板でアクセスしてみると、「野鳥が好き!!!」
といったテーマがあったりする。

●野鳥好きとなると、バードウォッチング用の双眼鏡にニーズがあっ
たりするのだろうか。となると、この掲示板は、双眼鏡の潜在需要
をあぶり出していくのに貢献するかも知れない。

●価格.comは既に、製品別閲覧数や掲示板への書き込みなどをマー
ケティングデータとして提供するサービスを行なっている。新たな
掲示板の登場により、今までとは異なる切り口の、さらに興味深い
マーケティングデータが得られる可能性がある。

●新たな発想を得るには、事象の「切り口」をどうやってみつける
かが重要なポイントとなる。アンケート設計のように、仮説を立て
て検証する方法もあるが、もっとダイレクトに、直接それを尋ねて
しまう方が、賢明かも知れない。

●事前に「仮説」化されるようなアイデアでは、斬新さに欠けると
も言えるだろう。できることなら、「仮説」としてすら思い浮かば
ないようなアイデアが欲しければ、「市場のことは市場に聞け」と
いう話になる。

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