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エン・ジャパンの結婚式情報サイト > “らしさ”を打ち出し、成功確率を高める

あなたの企業が検討している新規事業案には、自社の強みやリソー
スを十分に活用することが組み込まれているだろうか。その際、自
社“らしさ”という点でも、検討してみよう。新規事業の成功確率
を高めるには、成功を後押しする要因を、一つでも多く組み込むこ
とが必要だ。

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■■   エン・ジャパンの結婚式情報サイト
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━━━━━━━━━ 情報源:日経産業新聞 2009.12.24【17面】━

◆売上を伸ばそうと思えば、何か新しい収益の柱を作ることを考え
る必要がある。その際は、自社の強みを含め、既存リソースを十分
に活用できることが望ましい。

◆それが新規事業の立ち上げになるのだが、新規分野への参入は、
必ずしも容易ではない。だから、強みを活かさなければ成功する確
率は非常に」低くなってしまうわけだ。

◆並み居る先行他社がひしめきあっている市場に参入するとなると、
周到な戦略が求められる。ターゲットを絞り込み、その市場の一部
分に専門特化することも、選択肢の一つだ。

◆24日付の日経産業新聞に「求人サイト運営のエン・ジャパンは結
婚式場情報サイトを開設した」という記事が掲載されている。求人
サイト以外の収益源の一つとなるのだろう。

◆これは、12/14に開設された「[en]グリーン・ウエディング」の
ことだ。名称から想像がつくように、「提供する食事が地産地消に
なっていたり、ウエディングドレスを洋服に作り替えるサービスが
あったり、引き出物を配る際にエコバッグを利用することなど、環
境配慮型の式場だけを取り上げる」。

◆記事によれば、エン・ジャパンの求人サイトには400万人が登録
しており、「うち20~30代の独身女性は70万人もの会員」がいる。
彼女らが、この新サイトの利用者ターゲットとなる。

◆自社の求人会員資産というリソースを用い、分野を絞った差別化
策による新規参入ということになる。しかしそれだけではない。
エン・ジャパンの持つ、他の内部リソースを活用する要素もある。

※[en]グリーン・ウエディング→ wedding.en-japan.com/

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■■   “らしさ”を打ち出し、成功確率を高める
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●記事によれば、この新サイトでは、「6人の専任担当者がサービ
スや設備に対する各スタッフの思いや、環境に関する取り組みの詳
細を取材し、インタビュー形式で紹介する」という。

●この、クライアント企業を取材して紹介するというスタイルは、
エン・ジャパンが求人サイトで行なってきたものだ。取材・紹介の
ノウハウというリソースを、この新サイトでも活用する。

●実際にサイトにアクセスしてみると、記事では触れられていない
が、「MYフォルダ」という機能があるのがわかる。「気になる結
婚式場、プロデュース会社を保存することができる機能」であり、
「気になる結婚式場、プロデュース会社をまとめて確認したり、一
括で資料請求ができるなど便利な機能」だという。

●この仕組みも、エン・ジャパンの求人サイトに備わっていたもの
だ。職を探すのも、式場やプロデュース会社を探すのも、同じ仕組
みを活用できるわけだ。

●いずれにしろ、既存サイトのユーザ資産、ノウハウ資産、システ
ム資産のいずれをも活用できることから、エン・ジャパンの強みを
発揮できる分野として、この新サイトへの取り組みが決まったのだ
ろう。

●特に、クライアント企業の取材・紹介ノウハウは、求人サイトに
おいてはエン・ジャパン“らしさ”の象徴的存在だ。“らしさ”を打
ち出すことができるかどうかは、新規事業立ち上げの是否を判断す
るのに重要な材料だ。エコに軸足を置くことにも、社会正義性を重
視する同社“らしさ”が反映されている。

●既存顧客に新たな商品・サービスを提供する新規事業のパターン
は、比較的成功率が高いと言われる。加えて、ターゲットを絞り込
んで差別化をした上で、“らしさ”を打ち出す。成功確率を十分に
高めようと思うなら、これくらいの条件は揃えておきたいものだ。

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