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結婚式場が引き出物を自主企画 > 「わがまま」を通す“革命”

あなたの企業では、本当に実現したいことを通す「わがまま」な取
り組みを、どこまでやっているだろうか。他社に主導権を委ねず、
「自主企画」することを、まずは考えてみよう。業界では「珍しい」
かも知れないが、主体的にビジネスに取り組もうとするのなら、そ
れは「必然」だ。

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■■   結婚式場が引き出物を自主企画
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━━━━━━━━━ 情報源:日本経済新聞 2009.11.24【9面】━

◆小売業の世界では、PB商品が台頭している。チェーンストアな
ら、それが本来の姿ではある。メーカーよりも消費者に近い位置に
いる小売業こそ、商品を企画すべきだという考え方に基づく。

◆PB商品を企画し、メーカーに発注し、それなりのコストで商品
を販売するには、ある程度、ロットが大きくなければならない。そ
のため、チェーン化により販売規模を拡大するわけだ。

◆商品企画において、メーカー主導から小売り主導へと転換する。
それが「流通革命」だ。革命とは、たとえば支配者階級から被支配
者階級へと国家権力が移転するように、主権者が交代することを意
味する。

◆24日付けの日本経済新聞に、「結婚式場運営のノバレーゼは、来
年1月から仲介業者を通さず引き出物を自社で買いつける」という
記事が掲載されている。

◆記事によれば、「引き出物は仲介業者に依頼して小売店などから
調達するのが通例」だという。ノバレーゼのように、「式場運営会
社が自社企画の引き出物を販売するのは珍しい」とのことだ。

◆具体的には、「陶器や菓子、漆器など200点程度の引き出物をそ
ろえ」、「このうち1~2割程度は同社が企画したオリジナル製品
にする」。さらに、「企画製品の割合を5割程度にまで高めたい考
え」だという。

◆この業界では珍しいかも知れないが、自主企画商品のPB商品の
割合を5割程度にしたい、と言い換えれば、ごく当たり前のチェー
ンストアの取り組みとなる。

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■■   「わがまま」を通す“革命”
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●他業界のやり方をベンチマークするのは、新たなビジネスモデル
を構築するのに役立つ。とは言え、単純なマネではなく、本質をと
らえて取り組む必要があるだろう。

●企業経営にあたっては、外部環境の影響を受け、一定の制約条件
下でビジネスを進めることが求められる。とは言え、その中で、い
かに自由度を高め、選択肢を多く確保できるかどうかは、重要だ。

●自主企画商品の開発は、メーカーからの「お仕着せ」に甘んじる
ことなく、自社の商品選択の自由度を高める方策だ。特に式場運営
のようなビジネスであれば、当然、「こだわり」があるはずで、自
由度を高めることは重要なはずだ。

ノバレーゼのウェブサイトを見ても、その「こだわり」は十分に
感じられる。空間、料理、メイク、ドレス、ホスピタリティ、エン
タテインメント性等、すべてに行き届いているようだ。

●これだけの「こだわり」を持ちながら、それなりの選択はするに
しても、引き出物に限ってはメーカーのお仕着せ品であったとした
ら、興ざめしてしまう。

●そう考えると、業界では「珍しい」とされる取り組みでも、論理
的には「必然」にほかならない。コンセプトを貫くのなら、妥協な
く、よい意味で「わがまま」を通す必要がある。

●チェーンストアのPB商品も、そのような「わがまま」の一環だ。
「わがまま」を通すには、制約条件を打破する必要だ。その意味で
も、自主企画商品の開発は、“革命”だと言える

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