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映画館で旧作を楽しむ人が増加 > 価格バリエーションが広がるメリット

あなたの企業では、自社の商品・サービスを販売するにあたり、ど
れだけの価格バリエーションを顧客に提供しているだろうか。バリ
エーションを広げることで、売上をつくる選択肢が広がる。たとえ
ば新・旧の違いなどで、価格にバリエーションをつけることを考え
てみよう。

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■■   映画館で旧作を楽しむ人が増加
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━━━━━━━━━ 情報源:日本経済新聞 2009.10.20【31面】━

◆最近の日経記事を見ると、とにかく安売りや値下げが目立つ。仕
組みとしてローコストオペレーションを実現しているのならよいが、
なりふり構わず、目先のキャッシュ獲得に動いているとなると、先
行きが不安になる。

◆中小企業の戦略コンサルティングに関わってっきた者としては、
「値下げ」には本能的に抵抗感がある。だから、値下げをする場合
は、何か良い言い訳はないかと考えたりする。単純な値下げは、避
けたいと考えるのだ。

◆コンサルティングサービスを売る場合でも、時として料金の値下
げ交渉を持ちかけられることがある。単純な値下げは避けたいので、
サービスの一部をカットするなどして対応する。

◆安売りや値下げが目立つ背景としては、買い手となる消費者側の
懐事情が厳しくなっていることがある。こちらも、いかに安く買う
かでさまざまな知恵を絞っている。

◆大型家電製品などは、型番が少し古いものを狙えば、かなり安く
買える。値段の差ほどは性能に違いはないというから、これは賢明
な購買行動だと言えるだろう。

◆20日付けの日本経済新聞にも、そのような記事が掲載されている。
「映画館で公開から1年前後の比較的新しい旧作を楽しむ人が増え
ている」とのことだ。

◆記事によれば、「1本あたり500~1000円前後と割安に見られる
のが魅力で、見逃した話題作をDVDになる前などに、スクリーン
の大画面で見てこうというわけだ」とのことだ。

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■■   価格バリエーションが広がるメリット
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●安い映画館なら、昔から、いわゆる「名画座」というものがあっ
た。学生時代によく通い、たとえば「ロッキー」3本立てなどとい
った企画を楽しんだものだ。

●もちろん今でも、そのような映画館があり、記事は「早稲田松竹」
や「飯田橋ギンレイホール」といった、私のかつての行きつけの映
画館を紹介している。

●しかし興味深いのは、大手のワーナー・マイカルのようなシネコ
ンも、比較的新しい旧作を上映しているという点だ。茨城県守谷市
のシネコンでは、「10スクリーンのうち1つを平日は常に旧作を流
す専用スクリーンにした」という点だ。

●記事によれば、映画業界の仕組みとして、このような公開は「割
安で配給を受けられ、低価格にできる」という。映画ファンにとっ
ては、ありがたい話だが、映画館にとってもメリットがある。

●シネコンのスクリーン数が過剰になっていることは、しばらく前
から指摘されてきている。他業界なら、値下げや特売といった打ち
手で集客のテコ入れを図るのだろうが、映画館の場合、そういうや
り方はしない。値段を下げたくても下げられない、もどかしさがあっ
たかも知れない。

●しかし、旧作だから安い、というのは、格好の値下げの口実にな
る。新作が不調であれば、集客を見込めそうな旧作を上映するといっ
た手も考えられる。いずれにせよ、旧作上映を導入することで、収
益獲得ポートフォリオの選択肢を広げることができる。

●ワーナー・マイカルによれば、低価格旧作の上映により「来館の
きっかけになる」と、そのメリットを認めている。書籍など、新品
と中古品を併売する店も登場しているのだから、映画館がそれにな
らってもおかしくはない。

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