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宿泊予約サイトの操作手順を簡素化 > 積み上げでなく、配分で考える

あなたは、リストアップした「やるべきこと」が山積みで、途方に
暮れたりすることはないだろうか。「積み上げる」ことをやめ、
「配分」する視点で取り組むべき仕事を見極めよう。その方が、は
るかに戦略的で、限られた時間で上げられる成果も大きいはずだ。

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■■   宿泊予約サイトの操作手順を簡素化
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━━━━━━━━━ 情報源:日本経済新聞 2009.10.15【13面】━

◆やるべきことが山積みとなっている。そんな時は、目の前の仕事
を一つずつ、着実にこなしていくしかない。しかし、目先のことだ
けにとらわれても、うまくいかない。全体像を確認しながら進める
必要がある。

◆いわゆる、「部分最適は全体最適にあらず」というやつだ。パー
ツ(部分)をそれぞれ完璧に仕上げたつもりでも、トータル(全体)
では、とんでもないことになっていたりする。

◆特に仕事が山積みになっているような場合、時間の制約がある中、
一つひとつを完璧に仕上げることなど、現実的には不可能だ。積み
上げ式思考の限界だ。

◆たとえば会議にしても、互いにコミュニケーションをとることが
大切であることは、誰も疑わないだろう。だからと言って、テーマ
ごとに一つひとつ会議を設定したら、スケジュールの半分くらい埋
まってしまったりする。

◆資源の配分を決めることが戦略だとすれば、「積み上げ」ではな
く「配分」で考えることが、戦略発想だと言える。だから、会議に
割くべき時間は全体の何%以内に収めるべきなのか、先に考えてお
けばよい。

◆15日付けの日本経済新聞に、JTBが「携帯電話向けの宿泊予約
サイト『るるぶトラベル』の操作手順を簡素化する」という記事が
掲載されている。

◆記事によれば、「希望する宿泊プランの詳細の表示までに読み込
む画面の回数を5回と従来の半分にする」。従来は、「手間がかか
るため、利用者の8割が目的のプランの到達前に検索をやめていた
という」から、驚きだ。

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■■   積み上げでなく、配分で考える
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●画面サイズが限られている携帯サイトなので、各ページをわかり
やすく、操作しやすくしようという工夫は当然だろう。しかし、10
回も画面を遷移する必要があるとなると、トータルでの使い勝手は
著しく損なわれる。

●操作性を画面単位で考えるか、トータルで考えるかの違いであり、
「部分最適は全体最適にあらず」の典型のような例だろう。しかし、
犯しがちな誤りだ。

●戦略発想、すなわち「配分」で考えれば、たとえば「遷移5回以
内で目的のプランに到達する」といった視点での設計になっていた
かも知れない。

●顧客の“労力”として、「5回の遷移操作」が使うことのできる
すべての資源だと考えれば、その5回の中でどのように各画面を設
計すべきかを考えざるを得なくなる。

●JTBの場合、サイトを「使いやすくすることで2割未満にとど
まる予約率を1.5倍に高める考えだ」という。目論見とおりになれ
ば、大きな改善だ。

●携帯サイトも含め、ネットは、実質的に無限にページを増やすこ
とができる、制約の極めて小さい世界だ。しかし、実際にそれを使
う人間には、時間や労力の制約がある。それを忘れてはいけない。

●制約があるからこそ、「配分」の考えが重要となる。思いついた
必要なことを片っ端から「積み上げ」ていくのではなく、「配分」
の観点から、本当に何が必要なのかを見極めなければならない。

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■ 今日の教訓 ■
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